2世帯リノベーションに必要な坪数について【リノベーション専門店ホットリノベ】｜ブログ｜石川県の金沢でリノベーション＆リフォームするならホットリノベ

二世帯住宅の建坪は？

二世帯住宅の建坪は、部屋の畳数×１.６〜１.８割る２で計算して求められます。
この、１.６〜１.８という数字は「間取り係数」といいます。

家のゆとり度合いを表す数値のことです。

係数は１.５以下にすると狭くなるので、最低でも１.５から、最大２.０の間で計算します。

たとえば、子世帯でリビング１０畳、キッチン８畳、寝室６畳、子ども部屋４.５畳だとすると合計畳数は２８.５畳です。
間取り係数を１.６とすると、

２８.５×１.６÷２=２２.８坪です。

同様に親世帯でリビング８畳、キッチン６畳、寝室６畳とすると合計畳数が２０畳です。
２０×１.６÷２=１６坪が必要だと分かります。
２２.８+１６=４４.５坪が二世帯住宅に必要な最低床面積だとわかります。

もしも、玄関を共用とし、連絡扉を設けてコンパクトな二世帯住宅を建てるには、最低３０坪は必要だと言われています。

プライバシー区分範囲によって異なる、二世帯住宅の広さ

二世帯住宅の様式は実は色々あります。

例えば、寝室以外のすべての空間を共有する「完全同居型」もあれば、キッチンやバスルームなど水回りの一部を共有する「一部共有型」、すべてを２セットずつ完璧に用意して、廊下や玄関などの一部でつながる「完全分離型」です。

例えば夫婦２人の親世帯と、夫婦２人と子ども２人の子世帯、計6人暮らしならどうでしょうか。

完全同居型

親世帯と子世帯それぞれの寝室を６畳ずつ、ＬDKを１５畳、４.５畳の子ども部屋２つを設けるとします。
洗濯物を干すスペースを３畳とし計算すると３９畳です。
これに間取り係数１.６をかけ坪数にすると３１.２坪です。
単一世帯とほぼ同じ広さでコストを抑えられます。

一部共有型

親世帯と子世帯でリビングを１０畳ずつ、寝室を６畳ずつ、４.５畳の子ども部屋を２つ設けます。
洗濯物を干すスペースを３畳とると、合計４４畳です。
間取り係数１.６をかけて坪数に換算すると３５．２坪です。
リビングをそれぞれの世帯で設ける場合はより広い面積が必要です。
共有スペースと、そうでないスペースをうまく振り分けるとコストとプライバシーのバランスが取りやすくなります。

完全分離型

両世帯ともにリビングを１２畳、寝室を８畳、洗濯用スペースを３畳設けます。
４.５畳の子ども部屋２つと、親世帯に９畳の趣味部屋を設けると６１畳です。
これに間取り係数１.６をかけ坪数にすると４８.８坪となります。
完全分離型は広さが必要ですね。
一戸建ての二世帯住宅でもっとも一般的である一階と二階で世帯を分けるやり方を想定しています。

まとめ

二世帯住宅にするとなったら、どのタイプの二世帯住宅を選ぶのかは重要ですが、今ある住宅の大きさと比べて実家リノベーションする場合には、どの程度増築が必要なのかも検討してください。
紹介したものはあくまで参考です。

各ご家庭に合った広さを実際に計算してみてくださいね。

ちなみに、新築と違ってリフォームやリノベーションには確認申請が必要ありませんが、増築の場合は必要になるケースがあります。